TOPICS

更新情報
  1. TOP
  2. 更新情報
  3. 火災に強い家

2023.06.22

家づくりコラム

火災に強い家

「火災に強い家」とは具体的にどのような構造の家なのか、3つのポイントをご説明します。

 

省令準耐火構造

 

 

省令準耐火構造とは、室内で火災が発生しても燃え広がらない構造のことを指します。
省令準耐火構造には、「外部からの延焼防止」「各室防火」「他室への延焼遅延」という3つの特徴があります。
省令準耐火構造の住宅は、防火性の高い構造を備えており、火災保険料が半額程度まで割引になるメリットがあります。

 

ファイヤーストップ材と遮熱シート

 

 

ファイヤーストップ材は、火災の通り道となる壁や天井内部の要所に設置される木片のこと。
空気層を細かく区切り、温度が急上昇するのを防ぐために使われる素材で、省令準耐火構造にも採用されています。
遮熱シートは、外部の熱をシャットアウトする素材です。
屋根や壁面に使用すると気密性能が向上し、エアコンがよく効くようになります。一方で耐火性にも優れており、隣家などに火災が発生しても、火の粉が家の中に侵入するのを防いでくれます。
遮熱シートが注目されたのは、2016年12月に発生した「糸魚川大火」でした。
周囲の店舗や住宅が焼失する中、ほぼ無傷で残った2階建ての一軒家には、遮熱シートが使われていたのです。

 

一酸化炭素を発生しない素材

 

断熱素材は、繊維系と発泡系に大別でき、その中でも発泡系素材で使い勝手のよさで注目を集めるのがネオマフォームです。
高い断熱性能と柔軟性を備えているため、壁や柱の隙間にもしっかり充填できるほか、防水素材として給油管やダクトなどの配管カバーにも使われています。
また特定フロンを使用していないため、環境にやさしく、燃えたときの有害性も少ないのが特徴です。